昨日は久しぶりにBL以外の本を読みました。
読んだのは、凪良ゆうさん「すみれ荘ファミリア」
私の美しい庭を読んで、凪良ゆうさんが好きになり、購入したは良いけれど、ゲームや動画やドラマに夢中で、なかなか手に取る事ができずにいました。
昨日は久しぶりに読書をしたくて、数十冊ある積本の中から選んだのがこの本でした。
好きでもハマれるかはまた別の話。
ずっと大好きだった「酔いどれの小籐次」は、2〜3ページ読んだものの、未だ読み進められずにいます。
またそうなるのかな‥と、恐る恐るページを捲ると、そんな心配が嘘のように一気見してしまいました。
私の美しい庭と同様に、登場人物はそれぞれの闇や弱さを持つ人達。
自分の欲望に正直で真っ直ぐな姿に私は恐怖を感じました。私自身は罪悪感や後からやってくるトラブルを恐れ、我慢を選びがちなので‥。
親子関係、恋愛感情、友情‥様々な人間関係の複雑な部分に焦点を当てたお話に色々と考えさせられました。
人と関わるって大変だと改めて思いました。
登場人物たちの行く末はどうなるのだろう。
病的なまでにのめり込んでいたものを失ったら、人はどうなるのだろう。代わりなんて見つかるのかな‥色褪せた世界で幸福感や高揚感は取り戻せるのでしょうか。
あんなにも好きになれるって一つの才能ですよね。私は脈がない人間関係に興味を持てないので、あそこまで誰にも執着できない。
追いかけるのも追いかけられるのも嫌だな。
ニュースで観るストーカーしたり、刺したり。私は、そこまで誰かを好きになれない。
こんなに誰かを好きになる事なんてあるのかしら?と毎回恋をする度に思うけれど、私の場合は2度ある事は3度あるなのよね。
のめり込めないって幸せなのか、不幸なのか。
次は「流浪の月」をみたい。
映画で観るか、本で読むか、そろそろ決めないと。
ちらっと観た、松坂桃李さんと広瀬すずさんの表情が今も頭に残っているので、映画で観た方が満足できるのかもしれない。