ゆるゆるな毎日♪

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最近読んだ本たち。 47.

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『みんなの秘密』林真理子さん 講談社

やはり、他人の秘密なんて知るものじゃない。読み終えた瞬間、心からそう思いました。

私がしたわけでもないのに、その片棒を担いだかの様な罪悪感。綺麗でない物を目にした嫌悪感。善人だと信じた物にも黒い部分があるのだと知ったことによる絶望感。とにかく負の感情が残ります。

そうなるって分かっているのに。

それなのに…。一度も本を閉じることなく夢中で読んでしまいました(笑)

主人公が次々に変わって行くのですが、前回の主人公と次の主人公に密接な繋がりが有るのも惹き付けられる理由だと思います。きっと、一話一話が切り離された話しならここまで夢中になれなかったと思います。

あの人にはこんな秘密が?人の裏の顔。それを知るのは秘密を知るドキドキに付加価値を付ける様です。

後ろめたさがある喜びや楽しさはのちに必ず嫌な後味を残す。

この本のだいたいの秘密は不倫なのですが、読んでいて、不倫から得る喜びや楽しさは秘密を知ることと似ているのかな?と思いました。悪いと分かっているからこそ、甘美に感じる。そんな感情を求めてしまうなんて、人間は恐いなと思いました。そして、夢中で読んだ自分にガッカリしました。

 

今まで不倫を扱う作品を幾つも読んできましたがどうしてそうしてしまうのか、終わる瞬間の男女の気持ちが分かる作品は有りませんでした。

ですが、今回は違いました。男目線。女目線。どちらの感情もよく分かりました。

こうして始まるのか…と勉強になりました。

そして、誘う相手はかなり軽い気持ちで言っているのがよく分かりました。

褒め言葉も愛の囁きもどれもこれも、独身の時に贈られた言葉の価値のありったけの数字分の1しかないのだと思いました。

どの言葉も馬鹿にしてるととって良さそうです。一線を越えるどころか友達にもなる価値もないと思います。

誘える人間はきっと自信やステータスがあって社会的には認められた人も多いのでしょう。ですが、これから責任を取ります!一緒に生きていきましょう。と思っている人の言葉とこれから二人で楽しいことだけ共有しましょ!と言っている人の言葉は同等の筈がない。そんな言葉を言える人があなたや私と釣り合う分けがない。

今、不倫をしている方。しようとされている方に是非読んで欲しい。読んだあと、自分の価値に気付くと思います。

私は読んだあと、夫に感謝の気持ちでいっぱいになりました。不満はあっても、彼以上に大事にしてくれている異性はいない。

どんな褒め言葉や心に響く言葉も、夫の覚悟には叶わない。プロポーズされた事に感謝しないといけないと思いました。

 

認めたくない(自分がこんな人間なんて)ですが、この本、かなり面白いです。

そう思った方とはよいお友達になれそうです♪(是非、こそっと教えてください(笑))

この本を読んでますます林真理子さんが好きになりました!!