神様のボートをお薦めして頂いた際にこの本の事も教えて頂きました。(有難うございます!!)
読み始めたら止められず、用事がなければ常に本を手にしていました。(夢中になり過ぎてオーブンを覗くのを忘れピザをこがしたぐらいにです(笑))
読んで良かった!と思える本がまた一冊増えたことがたまらなく嬉しい。自分の好みを分かっていても、良かったと思う本と出会う事は難しいです。それを二回も連続で出会えた喜びは相当なものです。本当に何度お礼を言っても足りない気持ちです♪
この本は上中下の3部作で、「あくつあゆむ」という少年の視点で彼の人生や家族について書かれたお話です。
読み初めと読み終わりの印象が全く違い、購入時は最後まで読みきれるか心配でしたが、常に新鮮でそんな心配は全く不要でした。
それはなぜか。
とにかく、登場人物のキャラ濃く、それにまつわるできごとから目が話せませんでした。(想像を絶するぐらい彼らの身に起きることは波瀾に満ちています。)物語の結末が知りたいという感情に加えて、私と彼の考え方が似ていて、今、漠然と抱える不安の答えがこの物語の先にあるのではと思えたからだと思います。そして、読み終えた今、何かを掴めた気がします。
★自分の目で見て自分の頭で考える。信じたい物。好きな物を誰かのフィルターを通して恥じたりしない。自分の気持ちに正直でいる事が大事。
★過去を振り替える事は今の自分と向き合う近道になる。(昔、感銘を受けた本やかつて大切だった人に関わる本が有効。)
★それぞれの軸がしっかりしていて、各々が自分に正直に生き満たされていたら、その違いで争いは起きたりしない。
相手の大事な物を尊重し認められるようになる。
★過去に大きな失敗をしても、その気になれば幸せはまた訪れる。腐らない事。
★人の問題を自分の問題として考えない。その影響で人の見る目が変わったとしても、自分自身がした事ではないと割りきればいい。
★過去に勇気をくれた物を忘れない。
★好きな物を見つける。
★愛してくれる人(病的なものは含まない)の言葉には例え痛い言葉でも耳を傾ける。
★大事な人には例え遠くても会いに行く。
★自分を信じる。
★一度拗れた関係も時が解決してくれる事もある。
★怒りの感情を無理に抑えなくてもいい。でも、どれだけ時間がかかっても最後は許す。
★人の幸せを喜べない時はそっと離れる。
ざっと書き出しただけでもこれだけありました♪この本は今、読むべき必用があったのだと思いました。そして、読んだ結果。私の人生はまた一つ良い方へ変わった。そう信じたいと思います。