『水やりはいつも深夜だけど』窪美澄さん 角川文庫。
思い通りにならない毎日。募る不満。言葉にできない本音。それでも前を向いて懸命にいきようとする人たちの姿を鮮烈に描いた、胸につき刺さる6つの物語。~あらすじより。
この物語には様々な家族に対する不満が詰まっています。それは特別な物ではなく、一度はどこかで聞いたことのある物ばかりです。
満たされないのは皆、同じ。
伴侶がいて、子供がいて、両親が揃っていてもそれで幸せになれるかどうかはまた別の話し。
幸せは条件ではなくて、自分自身がどう感じようとするかが大事なのだと思う。
だったら、無いことを嘆くより、ある物に感謝したい。不満ばかりを口にしていると今ある幸せすら逃げていってしまう。
それに改めて気づかせてくれる素敵な本でした♪
一番心に残ったのは父が再婚をした女子高生のお話です。私も彼女の様に強く優しくなりたいと思いました。
今までは、私が幸せに感じる形に夫を変えよう変えようとしていました。だけれどこれからは、一緒に一つずつ。幸せに感じる物を見つけていきたいです。
そして自分一人で完結できる幸せをもっともっと探してみようと思います♪