『わが心のジェニファー』浅田次郎さん 小学舘。
担当の美容師さんに薦めて頂いた作品です♪長編なのですが、かなり読みやすくあっという間に読んでしまいました。
内容は、アメリカ人の青年(ラリー)が日本びいきの恋人からプロポーズの承諾の条件に彼女が愛する日本を自分の目でみて欲しいと言われ、3週間旅をするというお話です。
彼はアメリカ海軍の祖父に厳しくしつけられた為に日本にはどちらかというと良い印象を持っていないのですが、愛するジェニファーの為にしぶしぶ旅立ちます。
そんな彼の視点で描かれた日本を知って、街ですれ違う方はこんな思いでいるのだなぁと勉強になりました。
そして、読み進めて行くに連れてますますこの国がいとおしくなり、私はやっぱり日本が大好きなのだと実感しました。
旅に慣れてくるとラリーはどんどん自由奔放になり何度も私を驚かせました。そんな旅の様子を知らせる手紙をジェニファー宛に書くのですが、あれを読んで彼女がどう思うのかがかなり気になります。
(他にも気になることが有りすぎて、後日談を描いた作品が出版されたら少しぐらい高くても必ず購入すると思います。)
結末は驚く内容だったのですが、そこに行き着くまでが余りにもできレース感が有りそこだけが残念です。(それ以上にきっとこれは神様のお導きと捉える純粋なハートを持ち合わせていない自分に残念さを感じます 笑)