『新酔いどれ小藤次 十 げんげ』佐伯泰英さん 文春文庫。
このシリーズも28作品目。
今回も面白かったー!!!
今回は帯に小藤次死す!?と書いてあり、今まで命がけでどんな困難も乗り越えて来たので今回も絶対に死ぬわけないと思いながらも読み終わるまで手に汗握りながら読みました。
タイトルのげんげ。
(蓮花)最近見ないなぁ…。と少しセンチメンタルな気分になりました。幼い頃はよく目にした気がします。(私はかなり活発で晴れた日は外にいるのが当たり前でした。慣れ親しんだのはタンポポやシロツメクサでよく花冠を作っていました。ペンペン草で遊んだり、サルビアの蜜を吸ったり、待宵草を眺めたり雑草にはかなりお世話になりました 笑)
東京には雑草が少ないです。
たまにオオイヌノフグリやホトケノザを見つけただけで少し嬉しい気持ちになります。
以前住んでいた場所でドクダミを見つけた時にはかなりテンションあがりました。
今回はいつもより、おりょうさん、息子の駿太郎くんと飼い犬のクロスケの登場シーンが多かったのも嬉かったです♪
(おりょうさんは才色兼備という言葉がピッタリの女性で、それを微塵も鼻にかけないとっても素敵な人。芯も強く、自分の気持ちをしっかり相手に伝え何も言わせない凄み。それがとてもカッコイイのです。ですが、小藤次だけの前では弱さや可愛らしさや恥じらいを見せる所にキュンとしてしまう。(たまに大胆!)もう、完璧と言わざる終えません。(秘かに憧れています 笑)
今回も勉強させて頂きました!!
駿太郎くんは12才とは思えないしっかりした少年。最近はますますそれに研きがかかり、こんな子なら欲しいと思わずにはいられません。今回も大活躍でした♪
クロスケはそんな駿太郎の最強の相棒。犬好きの私には堪らない存在です。
スピンオフ作品を是非作って欲しい!!)
かなり長い作品ですが、時代小説が好きな方には是非とも読んで頂きたい♪