あらすじ:毎夜、午前一時にバーに現れる男。投函されなかった手紙をたったひとり受け留め続ける郵便局員。植物になって生き直したいと願う青年ー狂おしいほどに愛を求めながら、満たされずいきてきた彼らの人生に、ふいに奇跡が訪れる。抗えないはずの運命に光が射すその一瞬を、捉えた、著者史上もっともやさしい作品集。
ハートフルで心に優しさが満ちる様な作品が読みたくて購入しました。
あらすじを読んで、これなら間違いないと思ったのですが…。どうやら違ったようです(笑)
とっても不思議な本でした。
残酷なだけだったり、残酷な中にも救いがあったり、色んな意味でどう楽しんだらいいの?と思う様な話があったりと、次はどんなお話しなのかページをめくりたくなります。(共通して負の感情がつきまとうので、次こそは、明るい話がきて!と思います)
この本には途中で読むのを止められない不思議な魅力があります。とっても幅が広く、色んな物が詰まった本でした。
沢山の物語のなかで、
★郵便局で
★老人とネコ
★クマのぬいぐるみ
★祈り
★鐘
★寒い日に
がお気に入りです。その中でも、郵便局でが一番気に入りました♪(二番は寒い日に)
選んだ話はどれも悲しさの中に温かな優しさを感じる事ができます。
50話、収録されているので、きっと、お気に入りの1話を見つけられると思います♪