『時限病棟』知念実季人さん 実業之日本社文庫。
「仮面病棟」の第二弾です。(お借りしました。)もしかしたら、あの本があんな終わり方だったのもこの本へ繋げる為？とワクワクしながら読み始めました。
結果は書かずにおきます(笑)
このお話しは主人公(倉田梓)が病院のベッドで腕には点滴。全ての服を剥ぎ取られ着替えさせられた状態で目覚める所から始まります。彼女以外にも4人の男女が誰かの手によって監禁されたようです。出会った5人は犯人にから与えられたミッションをこなしながら、6時間以内に外にでなければなりません。出なければ…。
中学生の頃、私は「七つの秘館」や「Dの食卓」など謎解きのゲームにはまっていたのですが、どれもこれも自力でクリアできた試しがなく、この手のクイズみたいな物に苦手意識があります。その為、私が彼女達の立場だったらと考えると恐怖心を煽られ、元々謎解きが好きなのもあり、気付いたら前作以上に夢中になって読んでいました。
(案の定、ミッションの答えも犯人も動機も何一つ自力では最後まで分からずでした(笑))
前回よりも話が複雑で面白かったです。ですが、今、二冊読んでみた感想は二時間サスペンスを見終わった後の様な気持ちになるなぁ。です。
読みおわった後、何かを考えさせられるとかはなく、さらっと終わりました。
本を読むという点では何処か物足りない気持ちです。ですが、続編が出たら間違いなく読みます。何だかんだ言いつつファンなのかもしれません(笑)
