『仮面病棟』知念実季人さん 実業之日本社文庫。
良かったら読む?と西加奈子さんの「美しい人」と一緒に先輩からお借りした本です。思い返してみたら、私たちは一緒に本屋へ行ったり、何を読んでいるかを話すことはあるのですが、本を貸し合うのは初めて。
どんな作品なのかとても読むのを楽しみにしていました。
この作品は「ミステリー×医療サスペンス」というジャンルのようです。過去に海堂尊さんの「チームバチスタの栄光」のシリーズにはまっていたのですが、それ以来こういったジャンルから遠ざかっていたので最後まで読みきれるか正直心配でした。
ですが、心配はいりませんでした。
集中できる話の長さ。医療サスペンスということで身構えましたが、専門的な事は余り出てこずとても読みやすかったです。
病院の隠された秘密や犯人の目的はこの手の海外ドラマの見すぎなのかある程度察しがついたのですが、とある人物がどうしてそんなことをしたのか、そして何をたくらんでいるのかがわからず。どうしても知りたくて、外が暗くなり買い物に行く時間が来ても本を閉じる事ができませんでした。
結末は私の期待していた形ではなく、そこまでが面白かっただけにガッカリ…。今回はたまたまそうであったと思いたい!
手元に、第二弾の『時限病棟』があるので、
早く読みたいですが、そろそろ夕食を作りたいと思います♪