ゆるゆるな毎日♪

日々あったことを綴ります。

最近読んだ本たち。2ー11

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『そうだ、やっぱり愛なんだ 50歳からの幸福論』柴門ふみさん 角川文庫。

 

私は先の事を知るのが好きで(心配性で予防線を張りたいから)○歳と年齢を絞って書かれたエッセイがあるとつい手に取ってしまいます。

私は現在36歳。50代までは10年以上あります。それでも今回この本を手に取ったのは最近月日の流れがとても早く感じるからです。(柴門さんの作品が好きだからと言うのもあります。)

 

ゆずりは(若い葉が育ったのを確認してから、ぱらりと潔く落ちる葉っぱのこと)のようにいい年していつまでも自分を認めてもらいたいと我を張るのではなく、若い芽を育て認めるのが仕事という柴門さんの言葉は子供がいてもおかしくない年齢に達した私にも言えることだと思いました。正直、年下の人に対して育てるなんて思った事がありませんでしたが、意識していきたいと思います。

他にもファッションについて多く書かれており、思っていた以上に楽しめる作品でした。

柴門さんのご友人がデパートで遭遇したというお話にはとっても粋な老婦人が登場します。私もあんな粋な女性になりたい!と思いました。幾つになっても素敵な人は素敵なのだと実感しました。

香りの話も興味深かったです。

私はこの時期特有の香りを感じると小学校入学前の頃の事を思い出します。

不安と期待が入り交じった気持ちを…。

幾つかの入学と仕事の初日を経験しても、不思議と思い出されるのは一番古い記憶です。

そして、自然と一年生になったらを口ずさみ心の中であの日の私に心配いらないよ。と声をかけています(笑)

香水で思い出すのはいつもこのエピソード。仕事後のくたびれた身体でやっとたどり着いた最寄駅の改札に漂う香水の香り。

何だか懐かしさを覚え、元カレ?いや何か違う…。あっ、弟だ…。あの子はいつも沢山の香水を自分に振っていくので暫くリビングがその香りで充満していたなぁ…。あの頃はあれがカッコイイと思っていたんだよね。大人ぶっててもまだまだ子供だったなぁとクスッとなる。

というものです。

香水=大人の香り。=素敵な思い出とならないのが悲しい。そして、今後も更新されることはないでしょう。。。

他に一人時間について書かれたお話も為になりました。今のうちにもっともっと幸せに感じる物を増やしていきたいです。

誰にも迷惑かけるわけでもないのだから、もっと貪欲に楽しんでみよう。

 

 女である意識が低下するとこんな事も平気になる!というエピソードには身なりを気にする気持ちが10年前に比べて確実に低下している私でも流石に驚きました。(柴門さんとお友だちが特別なのですよね?)