読み進めれば読み進める程、物語に引き込まれました。何度でも読みたいと思わせてくれる作品でした。
生きていたら、悲しい出来事があったり、自己嫌悪に陥ることもあるけれど、必ずまた前向きに歩き出せる。
自分の本当の心の声を聞くこと。これはとても大事なこと。
マイナスに捉えている事は実は自分の思い込みで本当はそんなに危機的状況ではないのかもしれない。
苦手かもと感じている相手も実はただ不器用なだけだったり、不快にさせるつもりや敵意なんてないのかもしれない。本人もその事を悩んでいるのかもしれない。
主人公の他人を気にする性格が共感できて、読み終えた後、スッキリした気持ちになれました。大事なことを教えてくれるとても素敵な本でした。
主要な登場人物は皆、何処か不器用でとてもいとおしい人物ばかり。
年齢も性別も国籍も関係ない。
気の合う相手はどこにいるか分からない。
そして、いつ出会うのかも。
もしかしたら、初めは合わないかも。と感じる相手が最高の時間を与えてくれるかもしれない。
最近まで、友人関係に悩んだ私にはその事が気持ちをより一層明るくしてくれました。
物語の続きがどうかハッピーエンドでありますように。読み終えた後、とても優しい気持ちになれました。
この本は自分で選んだのではなく、お借りしたものです。この本との縁を結んでくださった先輩に感謝。