ゆるゆるな毎日♪

日々あったことを綴ります。

最近読んだ本たち。37.

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『ザーッと降って、からりと晴れて

秦建日子さん 河出文庫

「人生は、間違えられるからこそ、素晴らしい」「今まで自分を曲げずに生きてきて良かった」この言葉が胸に響きました。

主人公は、悩みや小さな不満を抱えて生きている人たち。(その悩みは、リストラ直前。離婚が目前。本命になれない。etc…。)

主人公たちは、小さな奇跡をきっかけに、その悩みを解決するべく、それぞれのやり方で各々目の前の困難としっかりと向き合います。(時には誰かを巻き込んだりもします。)

結果は望んだ形ではない事もありますが、皆その悩みからは解放されます。

 

ざっと雨が降ったあと必ず雨は上がる。

その時に目に移る景色は、降る前より少し綺麗で、以前見ていた景色とは100%違う。

その雨は突然で、傘を持っていないかもしれないけれど、例えびしょ濡れになってもなんとかなる。

そういう当たり前を忘れてはいけないと思いました。

私は私を信じる。保守的過ぎるのは勿体無い。でも、自分らしさは残す。失敗したら軌道修正すればいい。

立ち止まらない限り道は続くのだから。

この本を読んで私の心も雨が降って上がったように洗われました♪

この出会いも私に起こった小さな奇跡なのかもしれません。

そして、小さな小さな奇跡がもう1つ。

主人公は変わるけれど、皆がどこかで繋がっている作風で、書いているのが女性と言うのが私の中の定番の好きな本なのですが、読み終わっても女性作家さんだと思っていた秦さん。男性でした(笑)

先入観は捨てようと心に誓いました♪