有名なドキュメンタリー作家が愛人と心中し女性だけが生き残った事件を中心に物語は進んでいきます。
帯の本仮屋さんのこんな経験二度と経験したくない!という言葉も、裏書きの恐るべきどんでん返しという説明も全て納得のいく結末でした。
今晩夢に見そうです…。
幽霊より間違いなく人間の方が怖い。
こんなにも人を愛する力がなくて良かったと心から思いました。そして、愛されたくもない。なんでもほどほどが一番だと実感しました。色んな意味で凄い作品でした。
想像もしない結末が待っていました。
軽い気持ちで読むのはお薦めしません。
心中は究極の愛情表現なのでしょうか。
私にはどうしてもそうは思えません。
代わりがない物を差しだし合う。
確かに凄いなとは思いますが、相手の気持ちが変わらないとお互いに信じ抜くことの方が私は愛を感じられます。
不安だから逃げただけ。それが心中。
そう思う私は愛について分かっていないのでしょうか。
この本のことは早く忘れたいと思います!!