安東みきえさん『頭のうちどころが悪かった熊の話』新潮文庫。
タイトルと表紙に惹かれて購入しました。主人公は様々な動物たち。
寓話集なので、どのお話も色々と考えさせられます。
全体的に内容は暗めなのですが、自然の摂理だと思えばハッピーエンド好きの私にも納得できました。
一番心に残ったのは無いものねだりのカラスのお話。
私にピッタリのお話だと思いました。今の幸せに感謝する。これが上手くできないのです。
もっと謙虚に。おおらかに。それを心がけて生活していきたいです。
意味を求める鹿の話も心に残る物がありました。私もつい何事にも意味を求めてしまいます。
その為、お散歩やウィンドーショッピングは苦手。友人とも面と向かって話す分には気にならないのですが、特別用件のない、他愛のない内容の電話はどうしても落ち着かない気持ちになります。
自分でもそんな性格が窮屈に感じるので変えていきたい部分です。
