角田光代さん 『だれかのいとしいひと』 文春文庫
『対岸の彼女』を読んで以来。角田さんの作品は2冊目になります。
今回は前回とは違い、幾つかのお話でできた本になります。
私は、バットエンド。orハッピーエンド。でしたと、きちんとオチがある作品が好きなので、余韻が残りがちなこのスタイルは少々苦手です。
なので、面白くは有りましたが、不完全燃焼な感じがします。
後ろ書きを読んで購入を決めました。
転校生じゃないからふられる。
元カレの家に忍び込む。
親友の彼にしか興味を持てない。
誕生日休暇をハワイで一人過ごすハメになる。
キスに執着する。
呪いかと思うほど嫌な事が起きる。
もう、どれもこれも気になり過ぎる。
怖いもの見たさで購入してみました。
内容はどれも面白いのですが、私の様に続きは?ってなる方にはちょっと物足りないかもしれません。
ですが、読んで損はないです。
人間て面白いと実感できる作品です。
私は角田さんの作品が好きだ。
次は何を読んでみようかな?