ゆるゆるな毎日♪

日々あったことを綴ります。

本。

最近読んだ本たち 。2ー34 .

『舞台』西加奈子さん 講談社文庫。 西さんの作品にはいつも不器用でどこか憎めない人たちが登場します。 今回の舞台の主人公「葉太」も他の人と同様に生き辛さを抱えた人物ではあるのだけれど、一度読んだだけではいつものような愛すべき部分が見つかりませ…

最近読んだ本たち 。2ー33.

『7月に流れる花』恩田陸さん 講談社 序詞「なつかしいという気持ちは恐ろしいと思う気持ちに似ている 静かな夕暮れにあなたが一人家路を急ぐとき あなたは何か大事なことを忘れていような気がする 足を止めて振り向いたあなたは 遠い雲とそこから射し込む光…

最近読んだ本たち 。2ー32.

『私の家では何も起こらない』恩田陸さん 角川文庫。 あらすじ:小さな丘に佇む古い洋館。この家でひっそりと暮らす女主人の許に、本物の幽霊屋敷を探しているという男が訪れた。 男は館に残された、かつての住人たちの痕跡を辿り始める。キッチンで殺しあっ…

不思議。

今日は友人へ会いに行く際に新幹線で読む本を購入する為に前回とは違う本屋さんへ行ってきました。(リベンジです!) この本屋さんはエッセイとマンガが多く、天気のいい日にはヤギさんに会えるのがポイント高いです。(専門書と文庫は前回行った本屋の方が品…

最近読んだ本たち 。2ー31.

『花だより』高田郁さん ハルキ文庫。 完結してからどれぐらい経っただろう。 大好きだった澪たちのその後がまた見られるとは思わず、この本を見つけた瞬間とても驚くと共に幸せな気持ちになりました。 (みをつくし料理帖は本当に素晴らしい作品でした。) 前…

最近読んだ本たち。 2ー30 .

『一週間で運がいい女になる本』 浅野裕子さん 三笠書房。 気持ちを切り替えたい。 何となく本屋へ行き、そんな気持ちで本を眺めていたらこの一冊が目に飛び込んできました。 浅野さんの著書にはいつも前向きにしてくれる相性の良さを感じるので迷わず購入。…

最近読んだ本たち。 2ー29 .

『天国旅行』三浦しをさん 新潮文庫。 この作品は『死』と絡めた幾つかのお話からなっています。今回も不思議な世界観に楽しませていただきました♪ 現実の世界に絶望し、道閉ざされたとき、人はどこを目指すのだろうか。樹海で出会った男の導き。命懸けで結…

最近読んだ本たち。 2ー28 .

『きみはポラリス』三浦しをんさん 新潮文庫。 前回読んだエッセイが面白かったこと。そこにこの本の題名を決める時のエピソードが載っていてどんな作品なのか気になり購入しました。(このタイトルで良かった 笑) 実はこの作品。エッセイを読む前から知って…

最近読んだ本たち。 2ー27.

『ふる』西加奈子さん 河出文庫。 主人公は池井戸花しす。(かしす)仕事はアダルトビデオのモザイクかけ。 趣味はICレコーダーでの隠し録り。 「いつだってオチでいたい」と望み、過去を愛おしみ、誰の感情も害さないことにひっそり全力を注いでいる。ーあら…

最近読んだ本たち。 2ー26 .

『ビロウな話で恐縮です日記』 三浦しをんさん 新潮文庫。 ビロウってどういう意味?と思いましたが、帯にある、ジェーン・スーさんの三浦しをんはド腐れしている。の文字に惹かれて手に取りました(笑) 三浦しをんさん。有名な作家さんですが、私はこの本が…

最近読んだ本たち。 2ー25 .

『椿落つ 新酔いどれ小藤次11』佐伯泰英さん 文春文庫。 今回も一気読みしてしまいました(笑) 12月から5月に咲く椿の花に絡めたちょっと不思議で夏らしいお話でした。 武家の間では散るのではなくボタッと落ちる様子から不吉な花とされていた。今でもお見舞…

最近読んだ本たち。 2ー24 .

『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』Jamさん サンクチュアリ出版。 誰かに囚われて悩むなんて時間の無駄だと分かっているはずなのに、なかなかその思考の癖から抜け出せません。 それと、咄嗟に出た言葉や行動に対してのちのち後悔する事もあるの…

残念。

ドラマに引き続きアニメのお話。 今、『はたらく細胞』というアニメにはまっています。赤血球や白血球などの細胞が擬人化して身体を守る様子を漫画にした物なのですが、これがとても面白いのです♪ 細胞たちが毎日命懸けでこんなに頑張ってくれているのだと知…

最近読んだ本たち。 2ー23 .

あきらめていた「体質」が極上の体に変わる 小林麻利子さん ダイヤモンド社 毎日の早起き、熟睡をお約束しますの言葉を信じて購入しました♪ 朝、お弁当や家事があるのでどんなに眠くても必ず起きる事はできるのですが、二度寝やお昼寝をしないと身体が持たな…

最近読んだ本たち。 2ー22 .

かかわると面倒くさい人 榎本博明さん 日本経済新聞出版社。 「ノンストップ」で紹介されているのを見て、面白そうだなぁと思い購入しました。 口コミでは役に立たないと低評価をされている方もいらっしゃいましたが、私は読んで良かったと思いました。 (こ…

最近読んだ本たち。 2ー21.

『負け逃げ』こざわたまこさん 新潮文庫。 人は生まれる場所を選べません。そして、どんな姿かたち。特性を持って生まれてくるかも分かりません。ただ与えられたもので必死にもがきながら生きていくしかありません。 ですが、住む場所とどう生きていくかは自…

最近読んだ本たち。 2ー20 .

『うまくいっている人の考え方』ジェリー・ミンチントンさん ディスカヴァー・トゥエンティワン 成功する為の特別な秘訣などは書いてありません。誰もが心の中では分かっていること。少し意識すれば誰にでもできることが書いてあります。 それはなにか?『自…

最近読んだ本たち。2ー19.

『円卓』 西加奈子さん 文春文庫。 昔よく観ていた「ちびまる子ちゃん」を思い出しました。ですが、内容はもっと現実的です。 主人公は8歳の女の子で名前は琴子ちゃん。友人からはこっこと呼ばれています。 こっこは口が悪く、偏屈で硬派な孤独に憧れるちょ…

最近読んだ本たち。 2ー18.

『スイートリトルライズ』江國香織さん 幻冬舎文庫。 江國さんの作品は読み始めと読み終わりで全く逆の気持ちにさせます。 読む前、甘く小さな嘘。この言葉の響きを好きだと感じました。表と裏を同時に見ているような不思議な感覚は違和感を感じつつもどこか…

最近読んだ本たち。 2ー17.

『森に眠る魚』角田光代さん 双葉文庫。 アメトーーク!の読書芸人の回でオードリーの若林さんが推薦されているのを観てから気になっていた本です。 仲の良かったママ友5人の関係がどんどん壊れていく様子を描いたお話です。 1999年に起きたとある事件https:…

最近読んだ本たち。 2ー16.

『こころの医者のフィールド・ノート』中沢正夫さん ちくま文庫。 この本には精神科医の著者が出会った患者とその家族との関わりが書かれています。 人を書いたのであって病気を書いたのではない。病に倒れた人とそれを見守る人の悲しみとぬくもりを書きたか…

最近読んだ本たち。 2ー15.

『すみれ』青山七恵さん 文春文庫。 あらすじ:15歳のわたし(藍子ちゃん)の家に突然やってきて、一緒に住むことになった37歳のレミちゃん。むかし作家を目指していたレミちゃんには「普通の人と違う」ところがあった…。 季節のうつりかわりとともに描かれる…

最近読んだ本たち。 2ー14.

『わが心のジェニファー』浅田次郎さん 小学舘。 担当の美容師さんに薦めて頂いた作品です♪長編なのですが、かなり読みやすくあっという間に読んでしまいました。 内容は、アメリカ人の青年(ラリー)が日本びいきの恋人からプロポーズの承諾の条件に彼女が愛…

最近読んだ本たち。 2ー13.

『夫婦という病』岡田尊司さん 河出文庫。 相手との違いを知ると無駄な衝突を回避できますし、万が一、起きた場合にも上手く対処できるのではないかという期待を込めて購入しました。 沢山の例もあり大変参考になりました。 色んな夫婦の形があるのだと勉強…

最近読んだ本たち。2ー12.

『汚れつちまつた悲しみに…。』中原中也さん 角川文庫。 幼い頃のある一瞬の時期、私は詩を読むのが好きでした。 母や祖父が本を買ってくれる時には暫く絵本ではなく詩集をねだったのを覚えています。 保育園に通っていた頃。 『海辺に開いた穴1つ覗いてみ…

最近読んだ本たち。2ー11

『そうだ、やっぱり愛なんだ 50歳からの幸福論』柴門ふみさん 角川文庫。 私は先の事を知るのが好きで(心配性で予防線を張りたいから)○歳と年齢を絞って書かれたエッセイがあるとつい手に取ってしまいます。 私は現在36歳。50代までは10年以上あります。それ…

久しぶりに。

★remonadsmileさんへ★ ブックマークへの返信では、前半、発刊元は幻冬舎だと書きましたが、決定版として同じと思われる物が文春文庫からも発刊されておりました。 http://books.bunshun.jp/sp/kotouji ですが、こちらはまだ完結していない為、個人的には幻冬…

最近読んだ本たち。 2ー10.

『新酔いどれ小藤次 十 げんげ』佐伯泰英さん 文春文庫。 このシリーズも28作品目。 今回も面白かったー!!! 今回は帯に小藤次死す!?と書いてあり、今まで命がけでどんな困難も乗り越えて来たので今回も絶対に死ぬわけないと思いながらも読み終わるまで…

最近読んだ本たち。 2ー9.

『ナイルパーチの女子会』柚木麻子さん 文春文庫。 まだ一頁も読まないうちにこの本を好きだと感じました。文章がとても綺麗で透明感があります。そして、本来なら登場人物にしか分からないであろう細かな感覚をひしひしと感じる事ができるのもいいなぁと思…

最近読んだ本たち。 2ー8.

『秘密』林真理子さん ポプラ文庫 あらすじ:「なんて下品なの。たった五人しかいないテーブルなのに、寝たカップルが4人もいるのよ」 二つのカップルと一人の女。恐怖の晩餐会の幕が上がる…。 秘密をテーマに8つの作品を選び出した、当代きっての恋愛小説の…